1954年、テスコ初のソリッドボディー・エレクトリック・スパニッシュとして発売されたTG-54/TN-54の数か月後に
発売されたジュニア・モデル。情報もほとんどないエレキブーム以前に作られた歴史的なギターです。細かいスペックは
不明ですが、ヘッドのブランド・プレートが欠損している以外はオリジナルを保っています。傷や塗装の剥がれ、金属部分の
錆等は70年経た相応あります。弦高は6弦12Fで約2.8㎜ほど。ピックアップまでの距離を考えると、当時の標準ぐらいだった
のではないでしょうか。三角気味のシェイプのネックで、エレキとしては高めの弦高ですが弾きやすいです。ピックアップは
ラップスティールにも使われていたタイプでクリアなサウンド。ノイズも吃驚するくらいありません。貴重な一本です。7-10